ホクロ
ホクロとは?
症状
ホクロは誰にでも数個は存在します。医学的には母斑細胞というメラノサイト系細胞が集まって増殖した(良性の)腫瘍に分類されます。
先天性・後天性に生ずるものから、大小・分布・部位・形・色も黒~茶色~肌色に近い物など幅広いタイプがあります。
ホクロ自体は、あくまでも良性ですが、悪性腫瘍(特に悪性黒色腫・基底細胞がん)などの鑑別が難しいものもあり、注意が必要です。
そこで活躍するのが、ダーマスコープ(拡大鏡の一種)での検査です。
角層の色素まで透見でき、色の分布・形状(規則性orいびつ)・血管の走行などからかなりの高確率で正しい診断ができます。(悪性腫瘍は別項参照)。
診断
ダーマスコープで悪性腫瘍を否定した場合、ホクロの種類を分類します。
主なものを下記にあげます。
1. いわゆるホクロ(見た目だけの問題)
2. スピッツ母斑
小児に生ずる事が多いが、青少年にも好発する。比較的、突然・急速に1㎝程度まで大きくなるのが特徴です。
全身どこにでも出現しますが、頭頚部にできることが多いです。
本疾患自体は良性なのですが、色が黒々とし、悪性黒色腫との鑑別が困難です。
3. クラーク母斑(異型母斑)
思春期前後から生ずる、5ミリ以上の扁平隆起した黒々としたホクロ。
不整形・境界不明瞭・濃淡差のうち2つ以上の特徴を有するもの。
本疾患自体は良性なのですが、悪性黒色腫との鑑別、もしくは発生母地の可能性があり注意しなければなりません。
4. 青色母斑
真皮にメラノサイトが増殖した扁平~やや隆起したもの。メラノサイト(黒)が深部で増殖するため、表面からは透けてみえ(黒色がうすまる)、黒よりも青色っぽく見えるのでこの名称がある。多くは幼児期までに出現、四肢・頭部に好発。
悪性黒色腫との鑑別を要する。
治療
経過観察、レーザー、切除縫合(手術)の3択になります。
②③④は悪性黒色腫との鑑別が重要なため、ダーマスコープ検査で疑われる場合は確実に手術(切除縫合)して病理検査が必須です。
1. 診断の結果単なるホクロの場合、見た目だけの問題なので患者さんの希望
に応じて、レーザー(自費1個1~2万円)、または手術を選択していだたきます。
レーザーは再発(厳密には取り残し)可能性がありますが、瘢痕が目立たないため、顔面で小さい場合に多用します。仮にホクロでも大きい場合は手術(切除縫合)した方が傷がキレイな場合もあります。
開業医の皮膚科では、外来手術まで行っているクリニックは少なく、総合病院に紹介され2度手間になる事が多いのですが、当院では初診から手術治療まで殆どの症例に対応できます。特に大きくホクロ切除後の欠損(穴)が大きい場合、単純縫合では皮膚が寄らないため、形成外科的手技、皮弁法・植皮術を用いて当院外来のみで治療を完結できます。
Q&A
| Q.ホクロが悪性か心配です。電話で可能ですか?オンライン診療で可能ですか? |
A.当院は高度な医療機関です。高度な視診・ダーマスコープ・触診の診断技術が必要です。オンライン診療や電話ではお答えしません(不可能)。まずは初診にいらしてください(来院順となります)。初診の結果、経過観察(何もしない)でも良いし、レーザーや手術などメリット・デメリットをお話した上で決めましょう。悪性を疑う場合はかなり強く手術を推奨しますが、それ以外は患者さんの希望を優先します。 |
|---|---|
| Q.当日手術はできますか? | A.初診後、レーザー希望の場合、会計終了後(現金のみ)数分で終わります。混雑時もお待ちいただければ可能です。手術の場合は、患者さんの希望日と当院の開き枠を調整の上、後日に予約をお取りします。術後消毒、抜糸など何回か通院が必要になります。 |
症例写真集
普通のホクロ
クラーク母斑
